住宅ローンの金利には大きく分けて

「固定金利」と「変動金利」の2種類があります。住宅ローンの契約をするときに固定型・変動型どちらの金利を選択するかで将来的な損得(総支払額)にも大きく関わってくるでしょう。

「固定金利」と「変動金利」のメリットとデメリットを見ていきましょう。

「固定金利」のメリット・デメリット

固定金利のメリットは、借り入れ時の金利が返済終了まで変動することなく続いていくという点で返済計画が安心して組めます。実際には、返済終了まで同じ金利が続くものを「全期間固定金利型」、初めの一定期間(一般的には10年間)以降の金利が上がるタイプのものを「段階金利型」呼ばれています。

全期間固定では将来的な金利と返済総額が確定するので、安心して返済計画を立てることができます。

固定金利のデメリットとしては、金利水準が変動金利よりも高めに設定されているということです。

「変動金利」のメリット・デメリット

変動金利のメリットは、金利が固定金利と比べて低めに設定されている点と、金利がこれから下降していく場合においてはより一層「低金利」というメリットを受け続けることが可能な点です。

変動金利型では一定期間(多くは半年に一度)毎に金利の見直しがありますが、返済額の見直しは金利が変わるごとにではなく、5年ごとに見直されます。また、どんなに金利が上昇した場合でも、見直し後返済額は、直前の返済額の1.25倍を上限とするという規定がありこれに守られます。

実際どっちがいいの?

「固定金利」と「変動金利」かどちらが得か・・
ということについてはローンの返済が終了するまで答えは出ません。
しかし、住宅ローンの金利を選ぶ際に金利の状況に応じた「定石」があります。

「低金利時代には『固定金利』、高金利時代には『変動金利』を選ぶ」 現在は低金利の時代ですがこの低金利がこのままずっとこの先も続いていくことは考えにくいです。今の時点では変動金利と固定金利の金利差も少なく、現状では変動金利を選択する必要性も少ないのではないでしょうか。

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